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海彩テラス開業の経緯

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海彩テラス開業の経緯

海彩テラス開業の経緯

2021/08/20

ここしばらくの間、予約の受付を停止していて、ご迷惑をお掛けしております。
海彩テラスの運営に注力するために、長らく営んでいた別事業の廃業作業をおこなっております。
今回は、全く未経験の宿泊業を始めた経緯を記します。

私は約30年医療に携わり、後半は在宅療養支援専門の薬局を営んで参りました。
心筋梗塞や脳梗塞の後遺症、癌、認知症などで、自宅で療養している患者さんの居宅を訪問して、服薬の支援をする薬局です。
とてもやり甲斐のある仕事ですが、常に病の苦しみを目の当たりにし、親しく関わっていた患者さんとの最期のお別れの悲しみは、深くかかわるほど大きく、心に負担がかかるお仕事でした。
そんな日常のストレスを解消するために、休日はよく近場の温泉地に通っていました。
中でも熱海は、温泉と山に加えて海もあるので、頻繁に訪れていました。
そのうち同じ熱海でも、滞在する場所によって、ストレス解消の度合いに違いがあることに気付きます。
人それぞれだと思いますが、私は街中ではなく自然に囲まれた旅館で、明るくて広々したお部屋に泊まると、元気になって帰ることができました。
高級な旅館に泊まっても、案内されたお部屋が期待していた眺望や雰囲気でなかったりすると、気持ちが上向かず、翌日疲れを残したまま帰ることになります。
心地よさや、気持ちいい! 素敵! という感覚って、とても大事なんですね。 そして、こんなに頻繁に来るなら、別荘を購入した方が安上がりだね、ということになり物件を探すことに。

ちょうどそのとき、この海彩テラスの建物が売りに出ていました。
当時もここで貸別荘を営業されていたので、試しに泊まってみることに。
築年数が古く、昔ながらのお家でしたが、東南の角地で日当たりが良く、全面に大きな窓があるリビングからの海眺望に感動!
お風呂は古くて小さな浴槽でしたが、源泉かけ流しの温泉の泉質の良さに感動!
そして極めつけは、翌朝の日の出です。水平線からゆっくり昇ってくる大きな太陽、刻々と移り変わる空と雲の幻想的な光景は今でも忘れられません。
帰宅時の体調の良さは言うまでもありません。

結果、一目惚れしてしまって衝動買いです(^^;) それ以降、毎週末通うたびに元気になっていくのを実感しました。
ちょっと怪しいと思われるかもしれませんが、この地の持つ“気”の力のおかげかなと思っています。
仕事で関わっていた患者さんは皆、完治する見込みがない病気でしたので、気力のない日々を淡々と過ごす毎日。症状を緩和するための大量の薬を服用されていましたが、効果は感じられませんでした。
長年そういった患者さんと関わる中で、対症療法においては、西洋医学の限界を感じていました。
東洋医学には、西洋医学にはない“気”という概念があり、“気、血、水”という3つの要素が互いに関わり合い、過不足や滞りがなくバランスのとれた状態を健康と考えます。
血流が悪い、水が溜まるなど、血と水に対する治療は西洋医学でもありますが、その血や水が滞る原因に、気の過不足や滞りも絡んでいると東洋医学では考えます。
ここに来ると元気になれるのは、海と山と温泉という自然が持つ“気”の力と、温泉の温熱効果、感動や心地よさがもたらす気の滞りの解消、これらの相乗作用のおかげなのかなと思います。

高齢の母を連れて来ると、温泉のおかげなのか、顕著に改善するのは足の浮腫と頻尿です。
足の浮腫がとれると、歩きやすいのか、不思議と階段の昇り降りもスムーズになると言います。
日の出を楽しみにして毎朝早起きし、数日滞在すると、顔が明るくなり表情が和らぐのがわかります。
大腿骨頸部骨折でリハビリ中なのですが、海彩テラスの階段の昇降ができるよう、それを励みにリハビリを頑張っています。
服薬では改善しない症状が、ここに来ることで目に見えて良くなるのを目の当たりにし、温泉の温熱効果、自然の恵みによる癒やし、そして、希望や目標を持って生きる気持ちのあり方の大切さを、あらためて確信しました。

年齢的にそろそろ引退を考えていましたので、医療とはまた違ったアプローチとして、海彩テラスの運営に取り組むことにしました。
仕事の内容は全く異なりますが、海彩テラスをご利用いただいた方に、喜んでもらえて、健康や幸せを提供できる。。。
そして、そのことが私自身の喜びと幸せになる。。。最高のお仕事です(^^)

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