源泉復旧
2022/02/04
源泉復旧
待ちに待った源泉復旧
昨年の暮れに、網代の源泉がようやく復旧しました。
今回は大きな故障で復旧の目処が立たなかったため、思い切って温泉システムを導入し、しばらくの間、他の源泉の温泉を配給してもらって営業をおこなっていました。
いくつか源泉を変えてみましたが、どれも無色透明のサラっとしたマイルドな温泉で、優しいけれど何か物足りないなあと思っていました。
網代の源泉の温泉は、少し黄~グリーンがかったにごり湯で、成分がとても濃く、体の芯まで温まります。
それぞれの温泉の良さはありますが、私はやっぱり網代のここの温泉が好きで、復旧を待ち焦がれていました。
一時は源泉がもうダメになるかも・・・という時期もあったので、復旧したときは本当に嬉しかったです。
ちょうど冬の寒い時期の復旧だったので、体の温まり方の違いを実感しました。
その色や湯ざわり、湯上がりのポカポカ感・・・やっぱり網代のここの温泉は格別です。
温泉の成分・効能
温泉ソムリエ
温泉をお客様に提供しているのに、温泉のことを何も知らないのはいけないなと思い、温泉ソムリエの資格をとりました。
温泉ソムリエの資格はお値段も良心的で、資格試験をビジネスとしてではなく、温泉の良さを多くの人に知ってもって健康に役立ててほしいという代表の思いが感じられます。資格は万人にとりやすいように、資格試験用にまとめた薄いテキストと、より深く知りたい人用に厚さ2cmもある読み応えのある書籍ももらえます。
温泉ソムリエと名乗れるほど知識はありませんが、泉質や効能、入浴法の基本知識が習得できました。
いちばん驚いたのが、温泉の定義です。
源泉温度が25℃以上ある、または、定められた成分のうち1つでも規定値に達していれば「温泉」と名乗れるのです。冷たくても温泉、成分がたくさん入ってなくても温泉なんだそうです。
なるほど・・・
少し勉強すれば、温泉に掲示してある温泉分析書で、そこの泉質がわかるようになるので、温泉が好きな方は温泉ソムリエ、お勧めです。
海彩テラスの温泉
やっぱりここの源泉は最高!
海彩テラスの温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(高張性、中性、高温泉)です。
源泉はすぐ近くにあり海が近いので、Naイオンと塩化物イオンが多いのですね。海水だとベタベタしますが、シャワーで洗い流して出なくてもべたつきがないのは不思議です。
高張性とは、簡単にいうと成分が濃く、体に浸透しやすいということです。
源泉の温度はなんと97℃、湧出量は204L/分!
地中深いところほど圧力が大きく、マグマに近づき高温の温泉になるそうなので、かなり深くから汲み出しているのでしょう。泉質からだけでも、とても勢いがあり、大地のパワーみなぎる温泉だとわかりますね。
どおりで元気になれるわけだ!
温泉をそのまま浴槽に流すと熱過ぎて入れないので、一度タンクに貯めて自然に冷ましてから、少しずつお風呂にかけ流すことで適温にしています。
ぬるめの温度がお好みの方は水を入れて湯温調節をしていただいています。温泉の濃度が低くなるという心配はご不要です。薄めてもまだ十分に濃いですから。
温泉に慣れていない人や過敏体質の方は、温泉に入る時間を短くしたり、シャワーで洗い流して出るなどして、湯あたりを予防してくださいね。
また、体や髪を洗うときは、温泉の成分の影響で泡立ちが悪くなるので、温泉を使わず真水をご利用下さい。
温泉と風水
温泉は究極のパワースポット
海彩テラスは滞在型の宿泊施設です。
のんびりとお過ごしいただく中で、暇つぶしにパラパラご覧いただけるよう、リビングの片隅に書籍や雑誌を置いています。
その中の1冊に、長年にわたり温泉を研究・調査され、風水学の見地から書き記された、李家幽竹さんの「パワースポット 温泉」という書籍があります。
温泉は、大地の”気”が凝縮され、五行(風水の金水火土木)が持つ全ての運を吸収できる究極の開運スポットだと仰っています。
著書の中でパワースポット温泉の条件を6つ挙げられています。
①温泉の成分が濃く効能が高いこと
②自噴、もしくは源泉に近い
③源泉かけ流しである
④清浄である
⑤近くに山、川、海などのパワーを感じる自然条件がある
⑥遊興施設ではなく、温泉そのものを純粋に楽しめる場所である
海彩テラスの温泉は全てクリア!
加えて宿選びにも言及されていて、「居心地のよさ」と「清潔さ」が大切だと仰っています。
海彩テラスに来てくださった方に幸運が訪れますように、快適に過ごしていただくため、準備を整えてお迎え致します。